スペシャルインタビュー

乃木坂46 井上小百合さん

乃木坂46 井上小百合さん

井上 小百合Sayuri Inoue

アイドルグループ「乃木坂46」の1期生メンバー。1994年12月14日生まれ。いて座。埼玉県出身。血液型はB型。乃木坂46の活動だけでなく、『帝一の國』などの舞台に出演している。

乃木坂46

2011年にAKB48の公式ライバルとして結成されたアイドルグループ。2ndシングル以降、15作連続でオリコンウィークリーチャートで1位を獲得。最新シングルは『サヨナラの意味』。

2020年に向けた様々なボランティアの取組を成功させるには、若い世代の参加が不可欠です。今回、そういった世代の方々にボランティアについての理解を深め、身近なものとして感じてもらうきっかけになればと考え、同世代でありアイドル活動の傍ら日頃からボランティア活動に勤しんでいる乃木坂46の井上小百合さんにインタビューを行いました。

第2回
オリンピック・パラリンピックから得た刺激

––– 井上さんはリオオリンピック・パラリンピックを観てましたか?

井上 :スポーツに関してはあまり詳しくないんですけど、いくつかの競技は観てました。

––– どういった印象を持ちました?

井上 :小さい頃は「大人の方々が頑張ってるな」という目線で観ていたんですけど、最近は自分と同世代や、自分よりも年下の方たちが活躍していると、「自分も頑張らなきゃ」という気持ちにさせられます。選手のみなさんの活躍に元気や勇気をもらうことができました。

––– とくに印象に残った選手の方はどなたでしょう?

井上 :卓球の選手だったと思うんですけど、インタビューで「いままでどんなに試合で頑張っても取材されるのは有名な選手ばかりで、取材されるとしても自分はおまけのような扱いでした。それでも腐らずに頑張ってメダルを取ったことで、こうしてインタビューされるようになったことがうれしいです」といったことを話していたんです。その言葉にアイドルとしての自分を重ね合わせてしまいました。どんなに頑張っても日の目を見ない時もあるけど、「いつかは報われる時がくるんだ」と言い聞かせて頑張ろうって。

楽しみな東京オリンピック・パラリンピック

––– 2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、井上さんが期待してることはありますか?

井上 :選手の方たちにはみなさん頑張ってほしいんですけど、とくに同世代の女性選手には親近感が湧くので感情移入して応援したいです。あとは、オリンピック・パラリンピックに向けて、宿泊施設や飲食店も色々と新しくなると知って、ただスポーツの大会が開催されるというだけじゃなく、東京がより一層素敵な街になっていくといいなと思ってます。

––– 東京オリンピック・パラリンピックでは、スタジアムでハードルを運んだり、通訳をする「大会ボランティア」のほかに、駅や空港や観光地で案内をする「都市ボランティア」が必要になるということですが、ご存知でしたか?

井上 :知らなかったです。

––– 大会ボランティアと都市ボランティアと合せて9万人以上を募集する予定なんです。大規模なコンサートが、1日何公演も、都内のあちこちで2週間に渡って行われると考えていただくとイメージしやすいかも知れません。

井上 :そう考えるとすごい規模感ですね。面白そう。他の国の方に日本の良さをたくさん知ってもらいたいし、若い方にもボランティアに参加してほしいですね。

––– ここでボランティアを経験して、井上さんのように様々なボランティア活動に参加するのもいいのかなと。

井上 :そうなってくれるといいですね。

東京の良さ・日本の良さ

––– 現在は東京に住んでいる井上さんですが、ご自身が考える「東京の良さ」ってどこでしょうか?

井上 :多くの人が想像する「東京」は「進んでる都会」というイメージだと思うんです。でも、東京都内にはたくさんの庭園があるんです。日本庭園は海外とは違った魅力があって。西洋の庭園は左右対称でどこから見ても美しいかもしれないけど、日本の庭園は四季折々の移り変わりを大切にしていて、日本人の繊細さが窺えると思います。そんな東京にある自然を海外の方にも日本の若い方にも知ってほしいですね。

––– 井上さんは庭園がお好きと聞いてますが、都内の庭園は何箇所くらい行きました?

井上 :10箇所以上は行ったと思います。

––– とくに好きな東京の庭園はありますか?

井上 :駒込にある六義園ですね。春に咲くしだれ桜が有名なんですけど、夏も緑にあふれていて、秋の紅葉も素敵だし、冬には霜や雪から植物を守るために施される雪吊りを観ることができて、季節ごとに違う表情を見せてくれるんです。

––– 海外に行った時、日本の良さを感じたことはありますか?

井上 :やっぱり人の優しさとか、治安の良さを改めて感じました。日本ではお店に入ると「いらっしゃいませ」と言われるのが当たり前のようになってますけど、これだって海外では「当たり前」じゃないわけで。そうした礼節も日本の良さなのかなと思います。

若い世代にもっとボランティアを

––– 東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、井上さんは何をしてると思いますか?

井上 :お母さんと2人で考えてる野望があるんですけど(笑)。それが実現できるといいなと思います。

––– なるほど。では、4年後もボランティアには参加していたい?

井上 :そうですね。参加できたらなと思います。

––– 若い方がもっとボランティアに参加しやすくするために何があればいいと思いますか?

井上 :高校にいた時は学校で取りまとめて掲示してくれたので、ボランティアの情報に触れる機会がきちんとあったのが良かったです。web上で簡単に応募できることが広まればいいなと思います。あと、私みたいなアイドルが宣伝することで、ちょっとでも力になれたらいいなとも思っています。

––– 最後に改めてボランティアの良さを勧めていただきたいです。

井上 :例えば「何かをしたい」「誰かの力になりたい」と思っても、それを職業にするのは大変だと思うんです。そこでまずはボランティアとして現場を体験すると、得るものはたくさんあると思うんで、若い方にはそういった部分でもボランティアを積極的に利用して欲しいなと思います。

(インタビュー/ 文:大貫真之介)