ボランティア密着レポート

東京2020大会における都市ボランティアの活動内容の一つに「観光・交通案内」がありますが、東京ではすでに、外国人旅行者に対して観光案内を行う「東京都観光ボランティア」が新宿や上野、浅草など計6地域で活躍しています。今回は経験3年以上のベテランのお二人に密着し、どのような活動を行っているのかご紹介します。

雷門の前で撮影した観光ボランティアお二人の写真。堀川佳津美さん(写真左) 柴田貴代美さん(写真右)

堀川佳津美さん(写真左)

博物館や美術館などが好きで、上野を散策するのが趣味。月に2、3回、浅草や上野で観光ボランティアを行っている。

柴田貴代美さん(写真右)

今までは銀座や上野で活動していたが、浅草は今日がデビュー。浅草はプライベートでもよく訪れる場所!

観光ボランティア 活動の流れ

朝礼

今日のパートナーとご対面!
自己紹介&今日の流れをチェック。

街なか観光案内を行う観光ボランティアは2人1組で活動します。堀川さんと柴田さんは今日が初対面。
事務局の方から1日の流れや注意事項、前日の引継ぎが行われた後、自己紹介をしてお互い自分で調べた浅草の情報を共有します。「今日周辺で行われるイベント情報は聞かれる可能性が高いので要チェックです!」

事前打ち合わせをしている堀川さんと柴田さん

雷門前

雷門周辺で活動開始。周辺地図の前に立って
困っている方がいないか見渡します。

観光ボランティアは決められた場所で案内します。今日の2人の担当は雷門と吾妻橋。
周辺地図やスマホを眺めて困っていそうな観光客に「どこかお探しですか?」と声をかけます。

浅草寺付近の地図の前で困っている人がいないか見渡している堀川さんと柴田さん

道を尋ねてきた人へ案内をしている堀川さんと柴田さん

周辺を散策したい方や特定の場所を知りたい方など、ご案内はさまざま。
「浅草寺の先にある今戸神社って縁結びで有名みたいで、若い女性からよく聞かれる場所なんです。」
直後に、観光客から「今戸神社へはどう行けばいいですか?」と早速お問合せが!

ご案内の必需品!タブレット

観光ボランティアは事務局が用意したタブレットを駆使してご案内します。「事務局の方が便利なアプリを入れて使い方を教えてくださるので活用しています!」と慣れた手つきで、乗換案内やコインロッカーの場所を調べていました。

タブレットを使用し、案内した場所を調べている堀川さんと柴田さん

外国人観光客へ対応する際に気をつけていることは、「外国の方へは突然話しかけるのではなく、怪しまれないよう爽やかに声をかけます(笑)。流暢な英語で案内ができるのは素晴らしいですが、たどたどしくても伝えたいという気持ちが重要だと思います。」

道を尋ねてきた外国人観光客の方を案内している堀川さん

道を尋ねてきた外国人男性二人組を案内している堀川さんと柴田さん

吾妻橋

吾妻橋へ移動。様々な要望に臨機応変に対応します!

休憩をはさんで、後半は吾妻橋周辺へ移動。異なる路線の駅が3つあるため、交通案内が主な質問です。また、スカイツリーがきれいに撮影できる場所なので、写真撮影のお手伝いも重要なお仕事です。

地図を見ながら行先を案内している堀川さんと柴田さん

スカイツリーをバックに浴衣の学生二人組の記念写真を撮影してあげている堀川さん

質問の背景を読み取ることが重要

「例えばある駅への行き方を聞かれたとき、時間を優先したいのか、電車代を優先したいのか、大きな荷物を持っているか…などを考慮し、その方へ最善の方法をご案内できるようにします。」
ただ質問に答えるだけではなく、最適な答えを導き出すことを心がけているとのことでした。

タブレットを使用しながら案内をしている堀川さんと柴田さん

引継ぎ

一日の出来事を日報にして提出。
反省点や感想を共有し、本日の活動は終了!

事務局に戻って、日報を作成します。
他のボランティアとも今日対応した事案を引継ぎ、次の業務の参考にします。

一日の出来事を日報にまとめている様子ている堀川さんと柴田さん

お二人ともこの観光ボランティアに応募した理由は東京2020大会で役に立ちたいと思ったからだそう。

柴田さん
「ボランティアはハードルが高いと思われがちですが、誰でもできるということを知ってほしいですね。」
堀川さん
「迷っている人がいればぜひ一度チャレンジしてほしいです、楽しくてハマってしまいます!」

できることからチャレンジすることがボランティアの第一歩です。あなたも身近なボランティアに参加してみませんか?

※ 現在は東京都観光ボランティアの募集は行っておりません。